企業様の声育児支援訪問支援させていただいた企業様の支援事例をご紹介

育休を「制度」にして復職率を上げる

A社(美容室/従業員27名)掲載日:2024年10月22日
企業の課題

・職場復帰後の退職者が多い

プランナーからの提案

・「育休復帰支援プラン」策定マニュアルで会社の現状の対策をチェック
・育休制度を整備し、社員への周知する
・育休中のフォロー体制を見直す

お申込み時の企業コメント

市内で4件の美容室を経営しています。従業員は30名弱、うち女性が7割です。
これまでにも何人か産休・育休をとりましたが、復帰せずに辞めてしまったり、復帰しても子供のために休むことを苦にして退職するということがありました。そうしたことがおこるたび、本人はもちろん、他の従業員も動揺しますし、お客様にもご迷惑をかけてしまいます。私自身もいろいろと手を尽くしているのにと、もどかしい思いをします。
他の美容室はどうしているのか、教えてもらいたいと思っていました。

支援を受けての企業コメント

復帰して欲しいことを本人にちゃんと伝えてきたつもりでしたが、プランナーの方と(「育休復帰支援プラン」策定マニュアルの)チェックリストを見て、もっと行動して配慮できることがあったと気づかされました。 また、本人との面談でじっくり話をしたとき、育休を誰でも平等に利用できる制度として整備し、それをみんなに公表したことで、同僚に気後れする気持ちが少し軽くなったと言われました。

以前、妊娠中に安静が必要になったり、復帰後にあてにしていた家族の事情が変わったり、それぞれの事情で辞めてしまった従業員がいました。そのときは仕方のないものと思ってきました。ですが、あらかじめ対応を考えて、本人に「その場合はこういう風にしていいよ。制度にしてあるよ」と言ってあげていたら、辞めずに続けてくれたかもしれないと思いました。
もうひとつ反省したのは育休中のフォローでした。

従業員が産休に入ってからは、子供が無事に生まれたかどうか、保育園は見つかりそうかなど、仲の良い従業員たちからの又聞きで確認していました。しかし休業中とはいえ従業員なのですから、復帰のために遠慮せずに経営者からも直接聞いていいんですね。

また、職場の様子もちゃんと知らせることで、休んでいる人の心が離れてしまうのを防ぐことができる、とプランナーさんからお話していただきました。育休中に職場やお客様と離れて生活していると「自分はもう職場に不要なのではないか」「もとのように働くのは辛いのでは」という不安が増してしまうそうです。

この点も今回見直して、育休中は月1回の店長会議のときにそこからピックアップした内容を私が彼女にメールし、返信をもらうというフローを作りました。そのときに、いつごろ復帰できるか、その準備はどうかという話もしようと思います。

おすすめの企業様の声
育児支援

男性の育児休業、管理職の制度理解を深めるために 

P社(製造業/従業員120名)
男性育休に関する基本的な知識の習得 男性の育児休業取得の実績はあるものの、部署により管理者の理解度に違いがあると感じていました。「イクメン」という言葉をよく聞くようになりましたが、社内では制度に対する意識が薄く、どこか他人事と受け止めているような印象がありました。 従業員への周知のため、まずは総務担当が育児支援を受け、プランナーからのアドバイスをもらいました。
続きを読む
育児支援

引継ぎのポイントを抑えて焦らず計画的に

C社(サービス業/従業員17名)
当社は創立3年目、社員数17人。私は3人の部下をもつ営業職で労務担当者を兼任し、二人目の育休を予定しています。 6年前、一人目のときは別の職場で育休をとりました。当時の職場には労務担当者がいて色々配慮してくれましたが、ブランクを作りたくなくて産後4ヶ月で職場復帰しました。 今回は私自身がはじめての育休取得者で、幸い社長や同僚は「社としても応援する!ロールモデルになって欲しい」と言ってくれています。 しかし普段の労務関係業務は社労士さんにお任せしていて、私も名ばかりの労務担当ですがその私が社内で一番育休に詳しいという現状で、必要な処理がどこまでできるか心配です。 また、私個人としても前回より年をとって体力が落ちているので、育休後にちゃんと回復して仕事に戻れるのか、上の子の面倒をどうするかなど、不安がいっぱいです。
続きを読む
育児支援

「育児休業の取得を阻む壁」を取り除くために

J社(製造業/従業員56名)
社内初の育児休業を取得している女性従業員がいます。既に育休復帰支援プランの策定及び、育児休業取得時の両立支援等助成金の申請も順調に進んでおり、あと数か月で復帰予定です。 一方で、男性の育児休業に関しては、現在のところ取得した従業員がいません。育児休業取得中の収入面の心配や、現場の生産性などに不安があることから、どのように育児休業制度の取得を促進していけばよいかが課題となっています。
続きを読む